2001年 高松祭り

2001年4月1日「高松を盛り上げていこう!」と昭和47年度生まれの同い年(当時25名)が集まり高松四十七年会が発足いたしました。

そのメンバーがまず取っ掛かりとして着目したのが、高松市主催で行われている夏の祭り「高松祭り総踊り大会」の出場でした。 当時はほとんどのメンバーが出場したことがなく、どうすれば出場出来るのかさえ解らない状態でした。 しかし、メンバーの堅信なる努力の結果、総勢100名を越す参加者が集まり初出場、「高松四十七年会連」が産声をあげました。 まず、我々はシンボルとなる山車の製作に入りました。

その山車に子供たちを乗せて高松祭りの不陰気を味わせようという思いがあり製作にかかったのですが、当時は予算もなく、建設現場から廃材をいただき100%手作りの山車が完成いたしました。

また、踊りの振り付けも毎晩のようにみんなが集まり何とか形にすることが出来、決して見栄えするとは言えない山車と踊りでの出場となったのです。 そしてついに8月14日の当日を迎えました。 初出場という不安を持ちながらスタート地点まで足を運んだ私ですがそこにあったものは当日まで一緒に頑張ってきたメンバーの割れんばかりの掛け声と笑顔でした。 その瞬間、私の不安は一気に吹っ飛び今まで経験した事のない興奮で体の血が熱くなったことを今でも鮮明に覚えております。

我々高松四十七年会連は決して見栄えする衣装や踊り、山車ではありませんでしたが、形ではない気合や心が当時出場していたどの連よりも勝っていたと確信しておりますし、今でも本当に大切な事は何なのか気づかせてくれたメンバーに心から感謝しております。

あの夜味わった感動が今でも忘れられず高松祭りに参加しているのかもしれませんね。

(久本義展)


2001年 高松祭り



真夏の体育館で踊りの練習



廃材で作成した我らのシンボル山車とメンバー



緊張感の中、力いっぱい踊っています。