2016年度 技班事業開催

 平成28年10月13日に丸亀町レッツホールにて、技班事業として観音寺市にある社会福祉法人ラーフ理事長・毛利公一さんの講演会を行いました。毛利さんは首から下が動かない世間で言われる「障がい者」ですが、そうではありません。首から上が動き、首から下を動かすことが苦手な、立ちはばかる壁に挑戦する「挑壁者」です。講演では、私も含め世間の「障がいを持った人に対するイメージ」を大きく覆してくれました。

 元々は棒高跳びの選手で、インターハイで全国3位とか、進学した早稲田大学では関東大会優勝など輝かしい実績を持っているアスリートでした。しかしスポーツ・語学留学で訪れたアメリカで海の事故に遭い、医師からは「一生寝たきりで、人工呼吸器も外せない」と宣告された状態から数年で、今のように講演をしたり、事業を行ったりできるまでになりました。我々よりも9つも年下なのに、本当に凄い人だと思います。



 会場で入手した著書も読み終えましたが、講演会では時間の関係で話せなかった事も多く書かれていました。すごく不便なのは事実でしょう。しかし何事も前向きに考え、死ぬ時に「オレ、頑張ったな」と思えるように夢を語って実現していく。誰もが簡単に実現できるほど生易しい話ではないでしょう。私なんて夢らしい夢すらもありません。でも毛利さんの話を聞き、もっと頑張らねばと思えました。


                                        幹事 安田