[K] いわざらこざら乙女の像

一人で歩くべからず・・・!?

【いわざらこざら伝説】
香川県にはため池が数多く存在していますが、昔は、堤防の決壊との闘いでした。平池も堤防の決壊に悩まされていました。平池の堤の改修中に現れた”ちきり”を持った乙女を人柱とすることになり、それ以来、堤防から流れ出る水の音が「いわざらこざら(言わなければよかった、来なければよかった)・・・」といっているように聞こえたそうです。近くには彼女を祀った”ちきり”神社があります。

 

まだ私が子供のころ、爺やからよくこの話を聞かされました…話を盛るくせのある爺やでしたので、ほとんど信じていませんでしたが、乙女の像を目の前にして、ちゃんとした言い伝えを聞かされ、かなり怖かった記憶があります。とても寂しく切ないお話ですよね・・・。「ため池」や「いわざらこざら」という方言(?)など、まさに讃岐を象徴する伝説として子供たちに伝えていかなければいけないと思います。 そんな伝説がある平池ですが、この像の反対岸には、ゴルフの打ちっぱなし場があり、なんだかな~・・・といつも思ってしまいます(笑) 仏生山公園や、法然寺がすぐそばにあり、ぜひとも一度ゆっくり散策してみてはいかがでしょうか。

 



住所:香川県高松市仏生山町甲・・・
ランドマーク:仏生山公園、平池

平成 23年 2月 12日 岡 謙太