[W] 「ため池」ーギョギョ!っと発見。ため池の養殖魚ー

なべ&じゅんじゅんの字まみれのBIBLE シーズン1
池。池。池。。。行け行け、GO GO!!ということで、今回、高松市を含め県内に点在するため池を利用した養殖について調べ、BIBLEで紹介しようと思ったきっかけを作った、それっぽい光景を見た林町の「下池」に行ってきました。 池、いっぱいありますよね。県内ではそのため池を利用したフナの養殖が盛んで、現在300近くのため池で行われ、全国でも1、2の生産量を上げているそうです。ギョギョッでしょ。 その為か為で無いかは定かではありませんが、フナは淡水版県魚と言われているそうです。因みに、養殖されているフナは、ヘラブナ(ゲンゴロウブナ)、マブナ(銀ブナ、地ブナ)、ニゴロブナの3種類で、大部分をヘラブナが占めているそうです。 何のために養殖?と疑問をお持ちでしょ。
お答えしましょう。関西・関東方面に向け、釣り堀用の釣魚としての出荷が殆んどで、残りの一部は食用で、県内では「てっぱい」の材料としてヘラブナやマブナ(マブナの方が美味)、ニゴロブナは、かの有名な高級食「ふなずし」に出世する為、琵琶湖周辺地域に出荷されているそうです。余談ではありますが、椎名誠の著書「全日本食えば食える図鑑」によりますと、琵琶湖水系の生態系の変化によってニゴロブナが減少し、代替としてブラックバスやブルーギルを使った[なれずし](発酵させたすしのこと)も登場しているそうです。
さて、今まで風景や景色の一部と化してたため池ですが、少し見方を変えて見てみませんか。
もしかしたらその池でも養殖されているかも。また、県外からの客人を案内する際の、話のねたに加えてみませんか。



住所:ほぼこ
情報協力:香川県農政水産部水産課/高松市農林水産課・土地改良課
ランドマーク:高松市を含め県内随所

平成23年 6月 19日 渡辺 彰 岡田 淳